カナダ留学の医療保険、どこにしよう
どうやって選べばいいの?違いがわからない!
そんな方へ、この記事をお読みいただければ、
-
- 必要な補償がある安心な保険がわかります
- 似ている保険プランの比較ができます
- できる限り保険料を安く抑える方法がわかります
と言いますのも、私自身できる限り安く留学に行けるようにたくさん調べながら現在誠意準備中。とにかくめちゃくちゃ調べました。リアルで本当にほしい情報を伝えられます。
また調べている中で、エージェントや保険会社の記事ではやはり偏りがあるなと感じました。。こちらは個人のブログなのでそのようなことはありません。PR、一切ございません。
留学準備の全容はこちら!
それでは本文です。
カナダ留学で自分に必要な補償って何?
まずは自分にとって必要な補償範囲を見定めましょう。
そもそも保険ってどんなものがあるの?
保険には医療・生命・損害の3つの分野があります。
- 医療分野:留学中に病気や怪我で治療を受けた時の治療費を補償
- 生命分野:留学中の事故による死亡や後遺障害を負ってしまった時の補償
- 損害分野:留学中に他人に損害を与えてしまったり、自分の所持品の盗難/破損の時の補償
また、保険会社は大きく分けて日本の保険会社と現地の保険会社に分かれます。
日本の保険:
- すべての分野に対して補償があることが多い
- だいたい20万円/年くらい
- 日本出国前までに契約する必要がある
現地(カナダ)の保険:
- 医療+生命分野の補償のみのものが多い(その分野についてはかなり手厚い)
- 損害分野に対する補償はない場合が多い
- 大体6-7万円/年くらい
- 現地で加入したり延長したりも可能
実際にかかる医療費ってどれくらい?
リアルなところどれくらいかかるのか、実際に留学生はどのような経験をしたのか。
事故の内容 支払い保険金 オプショナルツアーで乗馬をしていたところ落馬し救急車で搬送。
寛骨臼骨折と診断され 13 日間入院・手術。家族が駆けつける。
看護師が付き添い医療搬送。827万円 バンクーバー空港内のトイレで転倒し救急車で搬送。
大腿骨頸部骨折と診断され 8 日間 入院・手術。
家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。594万円 胸の強い痛みを訴えヘリコプターで搬送。
急性大動脈解離と診断され家族が駆けつける。316万円 年間約8万円!カナダのワーホリに格安保険がオススメな理由 | 海外保険サポートメディカルディヒカナダでワーキングホリデー(ワーホリ)するなら、加入しておきたいのが海外・カナダで利用できる医療保険。海外保険ケアコンセプトの世界対応プラン【ケアディスカバー】なら、保険料が1日たったの約220円で最大3年間までの利用が可能!ドイツだからで...
またカナダでは留学生が救急車呼ぶだけで50ドル、そのまま搬送された場合は500ドル以上、ドクターヘリなどを利用した場合はなんと数千ドル以上の費用が掛かることがあります。例えばカナダで風邪をひき、お医者さんに相談すると、およそ50ドルから100ドルほどの費用が発生します。1日だけ入院するとなると、最大約3,500ドル程度必要です。この金額に処方箋や薬代などの諸経費は含まれていないため、実際はさらに医療費を払う必要があります。
カナダ留学の海外保険選び | カナダ留学ならウエストコースト・インターナショナルへカナダ滞在中の海外保険選びは意外と難しいとお感じの方も多いですよね。「そもそもカナダ留学に保険は必要なの?」「カナダ留学の際の保険選びのポイントってあるの?」とお考えのあなたに、カナダでの保険の重要性と選び方、カナダの現地保険のメリットとデ...
高い…どんなこともあり得るという危機感を持っていないと。
絶対に入らないといけないの?
様々な学校において、入学するために医療保険に入っていることが必須条件となっている場合がほとんどです。先程も書いた通り、カナダ国民以外に対する医療費は高額です。医療費が払えずに途中で退学する学生を減らすため、保険への加入が義務付けられているようです。
渡航期間はどれくらい?
あなたの渡航予定期間はどれくらいですか??
3ヶ月以内を予定している方はクレジットカードの付帯保険を見てみるのも手です。付帯保険のほとんどは90日以内の場合が多いので、内容を精査してみると十分足りる可能性もあるでしょう。
3ヶ月以上の留学を検討している場合、クレジットカードの付帯保険では不十分ですので、必ず別で保険を契約しましょう。
日本語のサポートがほしい?
病気や怪我の話を英語でするのは日常会話とはまた違って大変です。その上さらに保険の請求も英語でとなると、怪我または病気をしているにも関わらず心労が増えてしまいますね。
ただし、せっかくの留学だしすべての生活を英語でこなすぞ!というのも超重要なモチベーションです。エージェントのサポートが得られるのであれば、日本語サポートのない保険でもさほど大きな問題でもない、かも。
モノをなくしがちなタイプ?
普段からよくものをなくす、おっちょこちょいと言われる。そんな方は、損害賠償の保険や盗難保険がある方が安心かもしれません。。
カナダも世界の中ではかなり治安が良い国といわれますが、それでも日本と比べれば安全ではないのが実情です。日本のようになくした財布や携帯が交番に無傷で届いているなんてことはないそうです。
滞在先はホームステイ?シェアハウス?アパート?
滞在する場所によって損害分野での補償範囲変わります。なくして/壊れて しまったものが携行品扱いになるのか、生活用動産扱いになるのかというところが違うのです。
ホテル/寮/ホームステイ:
仮の拠点に当たるため、携行品と生活用動産どちらの補償でも対象となります。留学期間を通してこのような施設に滞在する予定の方の場合は、携行品補償のみでも十分と言えそうです。
→携行品補償対象 / 生活用動産補償対象
アパート/シェアハウス:
住居に当たるため、携行品の補償はなし、生活用動産が対象となります。留学期間中にこのような施設に滞在する可能性がある場合は、携行品補償ではなく生活用動産の補償があるものを選ぶべきと言えそうです。
→携行品補償対象外 / 生活用動産補償対象
人気保険プラン6つを徹底比較
人気の現地保険会社3社と日本の保険会社3社を比較してみました。これを見れば色々調べに行かなくても一発で比較できちゃいます!比較した保険会社とプランは以下6つ。どれも調べていく中でよくお勧めに上がるものでした。
- guard.me
- BIIS / International Students Insurance
- JF Insurance / JF Elite Plus Student Insurance
- 東京海上日動 / T2 (留学生賠償責任危険担保特約 3000万円、留学生生活用動産損害担保特約 40万円、緊急一時帰国費用担保特約 40万円)
- AIG損保 / WS5
- ジェイアイ傷害火災保険 / t@biho保険料節約プラン
比較条件は以下の通りです。
- 27歳
- 2023年4月半ばから365日間
- トロント滞在
- $1=¥97.25で計算
内容は変わっている可能性もございますので、気になるものはご自身で再度調べてみてください
まずは表で保険料や保証内容を比較してみます。
カナダの保険会社
guard.me | BIIS (TUGO) |
JF Insurance
|
|
保険料 | $5.00/日→$1,825/年 | $1.88/日+オプション$22.00 →$708.2/年 |
$657.00/年 |
最大保証金額 | $2,000,000 | $2,000,000 | $5,000,000 |
治療・入院 | 100% | 100%? | ○ |
歯科 | 事故による負傷:事故による口への負傷の結果として生じた緊急の歯科治療費$4,000までの対象費用の100% 緊急:6ヶ月間の補償を購入の際、痛み止め等に$600までの対象費用の100% |
事故の場合$6,000まで 歯の痛み$600まで 親知らずの埋伏治療は1本につき$150まで |
事故の場合$4,000まで 歯の痛み$600まで 親知らずの埋伏治療は1本につき$150まで |
家族渡航費用 | 7日を超える入院の際、2名の家族を呼び寄せるための航空券代が$5,000まで。 滞在経費は$1,500まで |
被保険者の入院による家族呼び寄せ 渡航費として最高 $5,000、宿泊費と食事代として、最高$1,500 |
渡航費として最高 $5,000、宿泊費と食事代として、最高$1,500 |
航空輸送送還 | お客様を最寄りの病院か本国の病院まで搬送するための交通費全額 | 本国送還費は$15,000まで | $1,000,000まで |
事故死、手足の切断 | $50,000($200,000までの任意選択の補償もあり) | $10,000 | $100,000まで |
一般輸送機関での事故死 | $100,000 | $10,000 オプションにより$100,000に引き上げ可能 |
上と同じ? |
死亡時の本国送還 | 遺体の本国送還の準備と輸送にかかる費用$15,000まで | 遺体の準備と輸送は$25,000まで | $15,000まで |
生活用動産保障 | × | × | × |
損害賠償 | × | × | × |
航空機関連 | × | 飛行機事故傷害死亡も保証対象(オプション) | × |
日本語対応 | × | 〇 | × |
請求 | オンラインで簡単にできる | オンラインで請求も可能。 | 電話 ”call Ontime Care” 24/7 |
その他 | 現地の教育委員会なども実際に留学生向けに案内をしている保険 ケベック州は対応していない。 |
申し込みは30日以上〜 |
日本の保険会社
東京海上日動 T2 |
AIG損保 WS5 |
ジェイアイ傷害火災 t@bihoたびほ 保険料節約プラン |
|
保険料 | 236,920円/年 | 253,020円/年 | 199,870円+オプション17500円 →217,370円/年 |
治療・入院 | 3,000万円 | 無制限 | 3,000万円 |
歯科 | × | 補償範囲内 ただし初日から90日以内の受診は対象外 |
補償範囲内、治療費の50% ただし初日から90日以内の受診は対象外。 |
家族渡航費用 | 治療入院費に含まれる | 治療入院費に含まれる | 治療入院費に含まれる |
事故死、手足の切断 | 事故により死亡:1,000万円 | 事故により死亡:1,000万円 | 事故により死亡:1,000万円 |
一般輸送機関での事故死 | 事故により死亡:1,000万円 | 事故により死亡:1,000万円 | 事故により死亡:1,000万円 |
生活用動産保障 | 40万円 (一つに対して10万円限度) |
50万円 (一つに対して10万円限度) |
50万円 (一つに対して10万円限度) |
損害賠償 | 3,000万円 | 1億円 | 1億円 |
航空機関連 | 手荷物紛失3万円 航空機遅延◯ |
手荷物遅延10万円 航空機遅延2万円 |
手荷物遅延10万円 航空機遅延2万円 |
日本語対応 | 〇 | 〇 | 〇 |
請求 | 日本語が通じるクレームエージェントに電話 | オンラインまたは電話 | オンラインまたは電話 |
その他 | 渡航時年齢制 0-29歳 |
それぞれの会社によって補償があったりなかったり、はたまた全く同じ補償金額の項目もあり。比較することでいいところも良くないところも見えてきます。
ここからはそれぞれの保険会社について、私が感じたメリット・デメリットをまとめていきます。
guard.me
海外に長期滞在する留学生のための保険です。カナダの多くの教育機関が採用しています。
保険料:$1,825/年 = 177,478円/年
メリット:多くの留学エージェントでおすすめされている、請求がオンラインで完結する
デメリット:損害分野の補償がない、保証内容などの案内がわかりにくい、ケベック州に居住(渡航)される方はguard.meへのご加入対象外!
保険料は$2/日と書かれている記事が多かったのですが、実際にQUOTEを取ってみると$5/日でした、、なぜ?
ブリッジス・インターナショナル保険サービス(BIIS)
カナダに来られる方に限定した医療保険サービス。保険販売資格を持つ日本人スタッフが常駐しているため、万が一の際も安心です。
保険料:オプション付きで$708.2/年 = 68,871円/年
メリット:保険料が安い、一部日本語対応しているので安心感がある、多くの留学エージェントでおすすめされている、オンライン請求可能
デメリット:損害分野の補償がない、オプション料金がある
Johnson Fu Insurance (JF)
20年以上の実績に基づいた経験とカナダ全土をカバーという安心感があります。カナダで留学生に最も利用されている保険会社の1つです。
保険料:$657/年 = 63,892円/年
メリット:保険料が安い、最大補償金額が5億円と高い
デメリット:損害分野の補償がない、請求は英語で電話なので実際に必要になったときのハードルが高い
東京海上日動
留学生・ワーホリ専用のプランがあり、最適で安心の保証内容です。24時間365日対応の海外総合サポートデスクがあります。提携病院であればキャッシュレスメディカルサービスも利用できます。
プラン:T2 (留学生賠償責任危険担保特約3000万円+留学生生活用動産損害担保特約40万円+緊急一時帰国費用担保特約40万円)
保険料:236,920円/年
メリット:プランのカスタマイズが細かく可能、損害分野も幅広くカバーしている、サポートデスクがあるので万が一の時でも安心、キャッシュレス対応可
デメリット:保険料が高い、渡航時29歳以下という制限あり
AIG損保
24時間・365日・日本語対応のアシスタンス・サービスがあります。旅先で治療費の支払は現金不要のキャッシュレスメディカルサービスを提供しています。
プラン:WS5
保険料:253,020円/年
メリット:治療入院費は無制限、損害賠償の補償金額が1億円と高い、アシスタンスサービスがあるので万が一の時でも安心、キャッシュレス対応可
デメリット:保険料が高い
ジェイアイ傷害火災 t@bihoたびほ
契約や延長がネットで完結する便利なネット保険で、その分保険料が抑えられています。24時間対応の日本語サポートもあります。またキャッシュレス提携病院の紹介制度がもあるので、そこを利用することで病院でお金を払う必要がありません。
プラン:たびほ 保険料節約プラン
保険料:199,870円/年(オプションは+17,500円)
メリット:損害賠償の補償金額が1億円と高い、損害分野も幅広くカバーしているし補償金額も高め、ネットで契約や延長ができて便利、日本の保険会社の中では安め
デメリット:カナダ現地の保険と比べると保険料が高い、緊急一時帰国の補償はオプション
まとめ
できる限り保険料を安く抑える方法は結論、
自分に必要な補償内容と保険料の許容範囲をしっかりと定めること!
これが一番無駄にならず安心も得られます。
結局、私はBIISの保険を365日で契約しました。決めてはこのあたり。
- 保険料が安い
- 実績がある
- 一部日本語対応している
- ホームページの案内がわかりやすい
- お世話になっているエージェントとのつながりもあり、万が一の際に利用しやすい
何かをなくしたり壊してしまったら…という不安は少し残りますが、スマホやカメラが壊れたら購入すればよい。日本とは違って物を盗まれる可能性が高いことを常に念頭に置いて行動するなど心がければよい。と結論付けました。
保険料が二分の一以下に抑えられることで、金銭面の余裕が生まれて経験できることも増えるはず!
医療分野は現地の保険会社、生命と損害の分野は日本の会社の保険でカバーするというハイブリットタイプもあるそうです。損害分野の保険は少し気になっているので、もしいいものがあれば契約するかもしれません。その際はアップデートします。
あくまで一般人が調べた結果の共有ですが、どなたかの参考になれば嬉しいです!実際に加入をされる際はご自身でもたくさん調べてみてくださいね。以上お読みいただきありがとうございました!
コメント